この記事では「VANS(ヴァンズ/バンズ)の歴史とモデルの種類一覧」についてまとめました。
ヴァンズとは

誕生年 | 1966年 |
誕生地 | 米国カリフォルニア州アナハイム |
創業者 | ポール・ヴァン・ドーレン 他 |
ヴァンズは米国カリフォルニア州アナハイムのブロードウェイ通りにて、ポール・ヴァン・ドーレンとその弟や友人らでショップを設立したのが始まりです。
名前の由来は「ヴァンと、その仲間たち」
設立当初はラバーソールが売りのスニーカーとして、カスタムオーダーの受注生産を行なっていました。
そして70年代には、そのグリップ力の強さが評価され、当時のスケーターやBMXライダーたちから絶大な人気を集めます。
途中、経営破綻に陥りながらも、今もなお世界中で愛され続けているブランドです。
ヴァンズのモデル7種類一覧

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ヴァンズのモデル7種類を解説
⒈ AUTHENTIC(オーセンティック)
オーセンティックはヴァンズの設立当初から販売されている初期モデル。当時はカスタムオーダー製で作られていました。
⒉ ERA(エラ)
エラはアメリカの代表的スケーター、トニー・アルバらがデザインしたモデル。先のオーセンティックに似ていますが、パッドを含む厚みのある履き口が特徴です。
⒊ OLD SKOOL(オールドスクール)
オールドスクールはBMXライダーのために開発されたモデル。その後スケーターたちからの要望もあり、より丈夫な作りに改良され、今のデザインに落ち着きました。
アッパーには波を連想させるサーフライン(ストライプ・ジャズ)が描かれ、通称「JAZZ」の愛称でも親しまれています。
⒋ SK8-HI(スケートハイ)
スケートハイはオールドスクールのセカンドモデル。足首まで覆うアンクルパッド仕様で、スケーターのために作られました。
ちなみにSK8-HIの「8」は「スケート→スケエート→エイト→8」と発音が似ていることから付いたそう。
⒌ SLIP ON(スリッポン)
スリッポンは「すぐに履けてスケボーができる」をコンセプトに作られたモデル。
スケートシューズとしての耐久性はそのままに、シューレースをなくすことで着脱のしやすさにもこだわった一足です。
⒍ CHUKKA(チャッカ)
チャッカはオーセンティックのデザインを受け継いで誕生したモデル。
見た目がチャッカブーツに似ていることから、チャッカの愛称で親しまれるようになったとも言われています。
⒎ HALF CAB(ハーフキャブ)
ハーフキャブは伝説のプロスケートボーダー、スティーブ・キャバレロの名を冠したシグネチャーモデルの後継モデル。
ハーフキャブとは、スティーブ・キャバレロが生み出したスケボーテクニックの名称で、ロゴパッチのデザインにもなっています。
ヴァンズの「OFF THE WALL」の意味

ヴァンズの広告でよく見かける「OFF THE WALL」というロゴ。
直訳すると「壁から離れて」という意味になるのですが、実際は「変な奴ら」との意味が込められた俗語のようです。
70年代に活躍したZ-BOYSというスケートグループのメンバー、トニー・アルバが空中に飛び出す技を成功させたときに、Z-BOYSのオーナーが「Off the wall!」と叫んだことから生まれたそう。
他にもカスタムオーダー製を採用していたヴァンズの生産方法に「一風変わった・型破りな」という意味を込めており、設立当初から現在にいたるまで、ヴァンズのキャッチフレーズとして使われています。
ちなみにZ-BOYSを題材にした映画「ロード・オブ・ドッグタウン」は、スケート好きにはもちろんのこと、ヴァンズ好きにもおすすめの1本です↓
ヴァンズの日本企画とUSA企画の違い

ヴァンズは日本企画とUSA企画があります。
日本での企画や製造、販売権はABCマートが持っており、日本企画のヴァンズはABCマートでしか購入することができません。
その一方、本国のアメリカで作られるUSA企画のヴァンズは、Amazonや楽天などのネット通販で購入することができます。
そしてその違いは、スニーカーのデザインにも見受けられます。
オールドスクールの場合↓
日本企画 | USA企画 | |
前ソール | 反っている | 真っ平ら |
サイドライン | 太め | 細め |
サイドステッチ | アーチ型 | 波打ち型 |
横幅 | せまい | 広い |
品番 | V〜 | VN〜 |
企画や製造はその都度変わるので、あくまで参考程度にしてもらえれば。
よく日本企画はダサいなんて言われたりもしますが、それぞれに良さがあると思います。個人の好みで選びたいですね。
まとめ:ヴァンズは普遍的な存在
屈強なラバーソールと、いつの時代にもマッチする普遍的なデザインこそ、ヴァンズが愛され続ける理由です。
以上、どなたかの参考になれば幸いです。
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